片付けられない心理状態2
時には掃除をしようとすることもあります。しかし、なかなか実行するところまでいかず、グダグダと先に延びていきます。これは私自身よくあったことですが、「明日やろう」「これが終わったらやろう」などと具体的に予定を組んで計画を立てるにも関わらず、「やっぱりこれをやってから」「忙しくなってしまったから、来週のお休みにしよう」などとその時になると何かしら理由をつけて延期するのです。本当にやろうと思うのならば、毎日30分ずつでもやればいい話なのですから、今考えれば片付けたくなかったのでしょう。「今考えれば」と言いましたが、そう、その時はそんなことにも気付かないものなのです。
部屋が整頓されてしまえば、その後になんとも言えない居心地の悪さを感じたり、孤独や寂しさを感じるであろうことを予感して、掃除を回避するのです。そこもあくまで「予感」であって、考えて行うことではありません。とにかく自分の根本的な問題点が浮上しないように無意識下で様々な策略が企てられるのです。
その策略の一部として、散らかっていることを意識しない場合もあります。部屋を横切るだけで様々なものを跨いで行かなくてはならないのですから、本来はとても不便でしょうが、その空き缶や段ボールなどの一つ一つがそこに存在することが心の安定へと繋がっているわけですから、不便だという事実を無視するのです。つまり、散らかっているという状態自体を否認するのです。その為、本人にとっては散らかっているという事実自体ないわけですから、片付けようなどという意識が登ることさえありません。あまりに汚れがひどくなり、無視するには限度を超えてしまって初めて思考の中に登場するのです。