清潔感と整理整頓は
整理整頓された机上、本棚、台所、風呂場、室内は清潔の気があふれて見える。
整理整頓されていると感じるわけだから、きれいな印象が当然あるわけで、そういう人の室内は至る所が概ね清潔に処理されている。整理整頓をしてきれいにしなくては、という発想そのものが清潔観念と一体であるからだ。汚くたって構わぬという清潔とは無縁の人が、物を整理整頓するはずがない。
何か大事な人間が来宅するという時だけ、突貫工事のようにして室内の整理整頓に励む人がいる。それは程度の差こそあれ、誰でも普段より少しは整理整頓をするであろうが、常日頃している人とそうでない人との差は歴然で、日常よく整理整頓のきいている人は少し片付ければ清潔になるが、そうでない人の場合、徹夜のようにして物を移動させたところで、ホコリやたまった汚れまでは手が回らず、移動の後にはおよそ清潔とは言い難い汚れが目につく。
つまり、整理整頓は清潔観念の所産ということで、清潔観念が生まれない限り、その人の整理整頓はいつも何かに追われての付け焼刃しかないということだ。だから、服装を見ても、バッグ一つ見ても、一つ事がきちんとなされて清潔にしているという人は、その人の家の中もきちんと整理整頓がされていると言える。一事が万事であるから、清潔観念のない人に整理整頓を求めるのは本来ないものねだりにすぎないとも言える。